光明山 常楽寺
群馬県館林市木戸町の常楽寺は、
弘安3年(1280年)創建になる
真言宗豊山派寺院。
法流としては関東一円にひろまった、
醍醐寺三宝院流意教方の支流、
下野鶏足寺意教流慈猛方の末寺であった。
現在は館林市木戸町であるが、
もともとは足利荘木戸郷であり、
足利四ヵ檀林の一寺で十八ヵ寺の本寺であった。
本堂には空阿上人慈猛(1212-1277)の
等身大の像がまつられる。
弘安3年以前に12代の住持がおられるので、
開基は1000年くらいまで歴史は遡ると思われる。
間口12間の本堂内には不動明王を本尊として、
大日如来、阿弥陀如来、薬師如来と十二神将、
十一面観音、愛染明王、毘沙門天、弁財天
など多くの仏天を祀る。
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